2012年5月14日月曜日

大友克洋GENGA展

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KANEDA BIKE 先日、大友克洋GENGA展に父と行って来ました!

大友克洋の漫画は父親が持ってたので家に産まれた時から有りました。
ベロベーマンなどは読ませてもらえなかったんですが、AKIRAとしりあがり寿の漫画だけは小学生くらいから読んでもOKでした。

だから、個人的にはジャンプの漫画とかと出会う前にAKIRAを読んでた感じです。
こんなことを書くと、自分の恵まれた環境の自慢話みたいに聞こえるかもしれませんが、
多分、平成生まれの世代の人って、AKIRAとそういう出逢い方をしてる人が結構いると思います。

BRUTUSの大友克洋特集では、色々な方が文章を寄せていて非常に面白かったのですが、
平成生まれから観た大友克洋の言説が無くて残念でした。
「じゃあ、誰がそれを書くんだ!」ってなると、誰だろうなぁって感じなんですが・・・。

展示会は本当に凄かったです。
漫画、というか画、というか人間が生み出すもの、というか、
創作そのものに対する考え方が変わったというか、
大友克洋の原画に触れて、
今まで想像もしていなかった、創造に対する発想の項目がひとつ増えたような刺激でした。

AKIRAは大友克洋が描かなければ、現れなかった世界なんだと思いました。
それはもう、僕の想像力を超えてます。
小説で読んだところで、あのビジュアルは浮かんで来ません。

画集の帯に書かれている

『雲を描こうとしても、紙からペンが跳ね返されるときがある、と大友克洋は言う。
単に"想い"という言葉のみでは表現しきれない"何か" 大友克洋はそれを"呪い"と呼ぶ。』
という言葉が、この展示で見れるものを表現していると思います。

父といったっていうのも、なんだか感動する体験のプラスαになってました。

30日までやっているので、見に行きましょう!


なんと、金田の赤いジャケットのレプリカがギャラリーショップで売ってます!
値段は七万円です。
高い!
すっごい悩んだけど買いませんでした。
欲しい。
いつか自作します。
誰か、一緒に作りましょう。


行く前に、大友克洋特集のユリイカを読んでいくとイイかもしれないです。
僕は昔にamazonで買ったので安かったんですが、今はちょっと値段が上がってます。
ユリイカ1988年8月臨時増刊号 総特集=大友克洋
手塚 治虫 諸星 大二郎 久住 昌之 いしかわ じゅん 四方田 犬彦 大塚 英志
青土社
売り上げランキング: 8628


大友克洋で一番好きなのは『彼女の想いで』です!
メモリーズはかなりトラウマ映画。



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