[映画]『かぞくのくに』ヤン・ヨンヒ監督

新宿で朝まで飲んで、映画が観たくなったので観に行った。
外にはヤン・イクチュンのインタビューが貼りだされていたので、ヤン・イクチュンの映画だと思って行ったら、ちがった。

在日朝鮮人の家族に、北朝鮮から25年ぶりに兄が帰ってくる話。


兄役はARATA、妹役は安藤サクラ、監視員の訳はヤン・イクチュン。


とくにヤン・イクチュンの演じるキャラクターが良かった。
北朝鮮から来た監視員。
彼が登場人物の中で一番人間味のある存在に見えた。
ソンホと母の再会の時に隠れて泣いている演出など、こまかいところが効いている。


この映画の最大の欠点は、「日本感のなさ」ではないかと思った。
一体、何時の時代なのかとか、どこなのかとか、そういうモノが欠けている。
なにか、具体性に欠けている。
すごく捉えづらい日本が画面に映し出されてしまっているような気がした。

しかし、最後の最後、終わり方がとてもカッコ良くてしびれた。
絶妙な演出です。


万人にはオススメしません。
興味が有る方は是非。




監督の『ディア・ピョンヤン』が気になります。

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