フランス人の三人に一人が観たというから、なんぼのもんじゃいと思って行きました。
正直、めっちゃ普通でした。
オープニングのアースは凄いカッコ良かったんですが、
それ以降の展開はとくにびっくりすることも無く、気づいたら終わってたレベル。
なぜなら、なにもかもが全て上手く行くから。
全然障害という障害が無い。
もちろん主人公の身体的な障害とかはあるんだけど、
お金もあるし、ドリスの存在もあるし、恵まれている。
ドリスも持ち前の明るさで介護の仕事を手に入れるし、
(本当にこんなんで介護の仕事をしていいんかい)
なんかすごく楽観的な映画だなぁと思った。
しかしある意味ですごく悪魔的な側面もあると思いました。
それはフィリップにとってのドリスの存在。
ドリスはすごくいいやつなんだけど、
結局フィリップを快楽とか堕落に導いていると言っても過言ではないと思う。
スピード違反することが、そんなに美徳であるのか?
また、ドリスはフィリップをいつまでも死から遠ざけてしまう。
最後の最後、フィリップはドリスに殺してもらいたかったはずである。
しかし、ドリスはフィリップの前に文通相手を連れ出し、
無理矢理にでも生きる目的をもたせようとしてしまう。
はたしてそれは救いなのか?
実話をベースにしている故の限界なのかなぁと思った。
映画に落としこむならば、と考えてしまう。
とディスっているばかりでもなくて、面白いところもありました。
車とか海とかタバコとか、すごくフランス映画っぽいモノがたくさん出てきて、
なんか楽しい。
なんか楽しい感じ。
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