『初恋とはなんぞや』アルバム楽曲解説No.1『初恋とはなんぞや』

こんにちは。

この度、我々パブリック娘。のファーストアルバム『初恋とはなんぞや』が

全国流通で発売されました。

いろいろな人にお世話になり、
非常に時間がかかりましたが、
無事、リリースすることができました。

ラッパーの人たちが常日頃から周囲の人達に
「マジ感謝」している意味がわかりました。
マジ感謝です。

アルバムを作ろうと言い出してから、二年経ってしまいました。

ミックスをやってくださったまきおさんに、
「アルバムを作ろうと思っているので、ぜひミックスをお願いします！」
と最初に電話してから二年たってます。

ちなみにアルバム制作に入る一年前にも
「すみません、前に話していたアルバムの件なのですが。。。ぜひミックスをお願いします！」
と電話をしたのですが、
何故か毎年まきおさんがBAY CAMPで現場にいる時に電話していたそうです。
BAY CAMPの季節になると、アルバムが作りたくなるのでしょうか。
まきおさん、ありがとうございます。

すごくどうでもいい話から始まっていますが、
せっかくなので、
それぞれの楽曲の制作秘話を書いてみようかなと思い、
久々にブログを書いています。

というのも、
GLADとLOUNGE NEOの店長
ぼくらの兄貴スーさんが
『渋谷の街の物語』という自身の生誕イベントに合わせて、
魔法のｉらんどでブログをスタートされたんですが、
これが非常におもしろくて為になる。
渋谷の街の物語

なので、僕もブログを書こうと思った次第です。
2016年後半はブログが来ます。


ということで最初は、
アルバム一曲目の『初恋とはなんぞや』から紹介したいと思います。
果たして最後の曲までたどり着けるのか・・・。

『初恋とはなんぞや』

この曲を発表したのは、
2011年9月13日、BandCampで出しました。
初恋とはなんぞやMP3(Hatsu Koi Towa Nan Zo Ya) | PublicMusume.
（なんでMP3と付いているかというと、この時CD-Rも手売りで焼いていて、
　CD-Rの方は無印になっているためです。）
2011年の9月13日に何があったのかな、
と思って調べてみたんですが、
検索しても、その日付のニュースって出てこないんですね・・・。
これ、調べられるサイトを作ったら儲かる気がします。

この曲では、
Crystal Watersのイントロのリフをサンプリングしています。


非常に有名な曲です。
ちなみに、T.I.もサンプリングしてます。

カッコいいですね。

T.I.を聞いてこのアイデアを思いついたわけではなく、
GIRL TALKというサンプリングを多用した楽曲制作を行っているアーティストの、
Down for the Countという曲で、
サンプリングされていたのを聴いて、Gypsy Womanに出会いました。
Girl Talkのこの曲とこのアルバムは本当に素晴らしいので、
ぜひ聴いてみてください。
アルバムは多分無料で全曲ダウンロードできます。


で、
どうしてGirl Talkを知ったかというと、
大学生時代に僕は映像の学科で映画の評論などを学んでいたのですが、
ウチの大学は毎回山形ドキュメンタリー映画祭に積極的に参加しておりまして、
僕も在学中に行きました。
その時に上映されていた映画、
『RiP! リミックス宣言』でGirl Talkがとりあげられていて、
そこで彼の存在を知りました。


この映画も非常に面白いのでおすすめです。

映画祭の時には監督も来ていて、質疑応答はかなり荒れました。
その時監督と話したのですが、
とても親切で面白い方で、
映画のデータが入っているUSBをくれました。
今でも実家にあります。

多分、YouTubeかどこかで、
字幕付き版を無料で見れると思います。

今思うと、パブリック娘。の楽曲の製作方法は、
この映画に影響されているかもしれないです。

柳下先生のブログにも、
山形ドキュメンタリー映画祭で上映された時の話が出ています。
RiP! リミックス宣言


ちなみに、ドラムのトラックは
Lady Gagaの『Beautiful, Dirty, Rich』という曲からとっています。
（ドラムは弾き直してます。）


Lady Gagaはそんなに好きでは無かったのですが、
大学生の時に所属していた、
シネマ研究会というサークルの部室で
友達のひかりちゃんという子が
「この曲(Beautiful, Dirty, Rich)がカッコいい」と言っていたのをきっかけに、
聞くようになりました。

ちなみに、
Lady GagaはSummerboyとかも名曲でおすすめです。


このアルバム、めっちゃ良いので是非聴いてみてください。


タイトルはカメラマンの林忠彦さんの撮られた写真からとりました。

この写真に出会ったのは、
写真史の授業の課題で、
50冊の写真集や図録から一枚ずつ写真をピックアップし、
それぞれに感想を書いて提出する、というレポートをやっている時でした。

この写真が載っている『カストリの時代』という林忠彦さんの本も
すごい写真が沢山載っているのでおすすめです。

カストリの時代

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林 忠彦
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というわけで、
『初恋とはなんぞや』という曲は、
大学生活での経験が遺憾なく発揮されて出来た曲ということでした。

ちなみに、
歌詞は自分のパートはあんまり好きではないです。
辰也くんと清水くんのパートは素晴らしいですね。
辰也くんの初恋の人の名前と「都内某所」で韻を踏んでいる所とかスゴいです。
清水くんの方は韻ではなく、
言葉のリズムでビートをはねさせているのが素晴らしいですね。

また、
この曲を始めて披露したのは、
僕が主催した「明学けいおん合戦」というイベントでした。
その時の音源。


この年は大地震があり、
大学のサークル勧誘期間が縮小され、
毎年恒例だった戸塚キャンパスでの
音楽サークル合同野外ライブが中止になりました。
それじゃあ一年生が可哀想じゃないか！と思い、
音楽サークルの友達たちと、
明学の軽音系サークルが一堂に会するイベントを開催したのでした。

この時は乙のジャイアンさんにお世話になりました。
いつもありがとうございます・・・。

あと、
セルフリミックスで作った
東京事変の『落日』をサンプリングしたバージョンもあります。


あと、
bandcamp版には、アルバムに入っていない
「Boys and Girls don't cry(X'mas mix)」という曲が入っています。


この曲はSerial Experiments Lainというアニメのオープニング
BoAの「duvet」という曲のアコースティックバージョンからサンプリングしています。

この曲のオリジナルのPVが素晴らしいので必見です。
誰か高画質のデータ持ってないでしょうか・・・。


アニメも
登場人物全員の瞳孔が常に開いているという
非常にアッパー系な内容でおすすめです。


DVD+BRボックスが安いので買いです。

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この曲はパブリック娘。の中でもすごく好きな曲なので、
ぜひ聴いてもらえるとうれしいです。

X'mas mixと言うのは、本当にクリスマス・イブの日に作ったのでつけました。
アウトロに冬ソングの懐メロメドレーが入っています。
彼女がいなくて実家で過ごしていたクリスマス・イブの邪念が詰まっています。


以上です。


想像以上に長い記事になってしまいました。
ここまで読んでくれた方は居るのでしょうか。

書くのに時間がかかりすぎて、
すでに2曲目の「25mプール」を書くことに、心が折れそうです。


お疲れ様でした。