2011年10月24日月曜日

山形国際ドキュメンタリー映画祭に行って来ました。

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榎並の山形

山形国際ドキュメンタリー映画祭に行って来ました!
今年で二回目です。
一週間で30本ほど見ました。
二年前と比べると、今年はなんだか海外からのお客さんが少なかったかなぁという印象です。
やっぱり、地震の影響でしょう。

面白かった映画を紹介します。

『人魚伝説』池田敏春監督
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ドキュメンタリーではないですが・・・。
ATGで製作された劇映画です。
海女が原発開発の隠蔽工作に巻き込まれて殺された夫の敵を討つために暴れまわるという凄い映画です。
海女がモリで30人以上の人を刺殺するシーンは圧巻です。
311以降では全く意味合いが変わってしまった映画。
どうにか見れる機会があるといいんだけどなぁ。
テレビでは絶対に放送できません。

『ソレイユの子供たち』奥谷洋一郎監督
多摩川に住んでいるホームレスを追った作品。
多摩川の川の横に停泊されている船って、使われてないものがほとんどだそうです。
それを勝手に修理して乗って生活しているというお話です。
しかも大森周辺にいるらしい。
まさか、こんな人が居たなんて!
自分と同じ時間軸を生活していたと思うと凄い・・・。

『永遠のハバナ』フェルナンド・ペレス監督
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今回はキューバ映画特集が組まれていて、フェルナンド・ペレス監督が審査員で来てました。
そのフェルナンド・ペレス監督の作品。
セリフが一つもない、音楽のような、夢の様な、思い出のような、不思議な映画です。
終わったあとは、親しい友人と別れたあとのような気分になれます。
DVDが簡単に手に入るので、オススメ。

『五頭の象と生きる女』ヴァディム・イェンドレイコ監督

この作品は誰にでもおすすめできる、素晴らしい映画でした。
五頭の象とは、主人公の女性が翻訳したドストエフスキーの小説のことです。
タイトルからしてすごく素敵ですよね。
映画もチャーミングだけど一つ一つの言葉がすごく深くて、メモして観たいくらいです。
この映画はUPLINKで上映されるらしいので、ぜひ見に行ってもらいたい!

『イラン式料理本』 モハマド・シルワール監督
市民賞など、多くの賞を受賞していた映画。
イランのキッチンだけを写した作品。
映画はまず主婦が食事の支度を始めるところから始まる。
そして手間隙かけて、夫が帰ってきて、食事をして、片付けをする。
ただそれだけを写しているのだけれど、非常に面白い。
男性がどれだけ家事に対して無頓着か。
キッチンを写しているだけなのに、そこにイランの男女関係が映し出されてしまっているのが非常に良く出来ている。
上映中は笑いの絶えない、凄い楽しい映画だった。
私もたまには夕飯の片付けを手伝おうと思った。


他にも、
『ライブテープ』
『監督失格』
『新しい神様』
『さよならUR』
『アルマジロ』
などなど、今回も沢山いい映画が見れて、すごく楽しかったです。
特に、TVドキュメンタリー特集がすごかった。
山形でないと観れないアーカイブなので、貴重な体験でした。
来年も週末だけでも行こうかなと思ってます。

今年も山形in東京で多くの作品が上映されると思うので、みなさん是非見に行ったほうがいいです!
ドキュメンタリー映画ってどんなものなのか、というのがなんとなく分かるかも。

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