週末に『ブラック・スワン』を見てきました。
非常に良くできている映画です。
泣きました。
脚本がよくできているのもあるのだが、撮影の技術も面白い。
鏡張りのレッスンルームでダンサーを追いながら撮影するシーンがあるのだけれど、一体どうやって撮っているのだろうか。
普通だったら、鏡の中にカメラマンが写りこんでしまうはずなのだが。
計算しつくされたカメラワークなのか、合成なのか。
まぁ、『ソーシャル・ネットワーク』の双子もわからなかったから、CGかも・・・。
サウンドデザインも凄く凝っている。
そして、そういうこだわりが分かりやすいのも魅力だと思う。
一言でこの映画を言うと、これは「鏡」の映画です。
鏡と映画の関係は非常に複雑でここではなんとも言えないのですが、とにかくブラックスワンの鏡を楽しむための本や映画を紹介するだけしてみようよ思います。
非常に浅い知識で語っているので、おかしいところもあると思います。
そういうのを見たくない人は読まないほうがいいです!
とりあえずジャック・ラカンの「鏡像段階論」を知っているのと知らないのでは全く印象が変わってくると思う。
僕の読んだ入門書はコレです。
ダリアン リーダー
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それから、母娘論というところで参考作品としてジェイムス・ティプトリー・ジュニアとタニス・リーを挙げられると思います。
この二つを上手くまとめているのは小谷先生の『女性状無意識』なので、とりあえずこれから読んでみるのも良いと思います。
小谷 真理
勁草書房
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ジェイムズ,Jr. ティプトリー ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
早川書房
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それから、鏡を最も上手く美しく使う監督の一人であるタルコフスキーも一緒に観ると良いかも。
アイ・ヴィ・シー (2002-12-16)
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ジェネオン エンタテインメント (2002-11-22)
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アイ・ヴィ・シー (2004-07-25)
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映画の事に関しては、とりあえずロードショーが終わったくらいにまとまったら書こうかな・・・。
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