2011年5月8日日曜日

シンポジウム『アニメーションの見方、語り方』に行って来ました。

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『GEIDAI ANIMATION 02 SOURCE 東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第二期生修了制作展』に行って来ました。
アニメーションの見方、語り方というシンポジウムにも参加してきた。


まとめると、プリキュアに感動した。


前日くらいにtwitterで梅ラボさんがこのシンポジウムの情報を書いているのを見て「これは行かなければマズイ!」と思い、久しぶりに桜木町の馬車道校舎まで行って来ました。

シンポジウムは石川良治さんが司会進行を努め、パネリストは西村智弘さん、黒澤陽平さん、そしてなんと津堅信之さんという超豪華かつなかなか会するとこをを見れないようなメンツであった。

前半はそれぞれのアニメーション論を手短に語ると言うもので、スムーズでは無かったがそれぞれのコメンテーターのアクの強さが出ていて非常に面白かった。

が、休憩を挟んで後半になると、前半の時間が伸びたことやトラブル続きの段取りの悪さの影響もあり、残り時間が少ないなか足早に議論が進められ、議論の軸の無いまま終わってしまった。
非常に残念でならない。
こんなことならば、お客を入れないでUstreamか何かでじっくり議論してもらったほうが良かったのではなかろうかとも思ってしまった。
面白かっただけに、非常に惜しい。

その後は、卒業制作と一年次作品を観た。
最も印象に残っているのは、折笠良さんの『Script volant』である。
一枚の紙の上にドンドンと『幸福な王子』のストーリーが綴られ、読み上げられる。
すると、その文字が内容に関連して動き出すというモノ。
スタイルと物語が非常にマッチしていて素晴らしかった。
岡本将徳さんの『BONNIE』も素晴らしかった。
岡本さんはこの作品で知っていたのだが、


この作品よりも更にスタイルを上手く生かした無いようになっていて驚き。
とにかく観て欲しい!


Youtubeで観れるのだと、植草さんの作品も面白かった。

私はこの作品よりも今回の作品の方がコンパクトにまとまっていてよかったと思う。

とにかく、全部面白くてきっとどれか気に入る作品があるのではないかと思う。
どこかでまた上映されるかもしれないので、是非観に行ってみてください!


しかし、なにに一番感動したって、黒澤陽平さんが取り上げたプリキュアDX2のEDだ。


これは劇場版のEDで歴代の曲をメドレー形式でつないで、CGアニメで再構築したもの。
プリキュアというキャラクターがプリキュアという歴史を自己言及していると聞いたときは感動した。
プリキュアの劇場版だけでもとりあえず観ようと思った。


それから津堅信之さんも参加しているコチラの本がオススメなので是非。
アニメは越境する (日本映画は生きている 第6巻)
サインを書いてもらおうかと思ったのだけれど、声をかけられなかった・・・。


シンポジウムを開催するのも大変だなぁ。
地震の影響もあったのに無事開催できてよかったです。
芸大のみなさんお疲れ様でした。

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