夏休みの怠惰な生活のおかげで苦労したけど、なんとか乗り切った。
卒論のために、最近はシュヴァンクマイエルを取り囲むシュルレアリスム関連の本を多く読んでいます。
しかし、シュルレアリスムといいましても、シュヴァンクマイエルはチェコの人なので、彼は体験的にフランスのシュルレアリスムを経験していたわけでは無いんですね。
というか、チェコシュルレアリスムというものがあって、これはシュルレアリスムを土壌にしているのではなく、ポエティズムを土壌にしていると言われています。
なぜなら、ブルトンの『シュルレアリスム宣言』と同じ年にタイゲの『ポエティズム』が発表されているからなんです。
ややこしいですね。
ただ、シュヴァンクマイエルが生まれた年にはチェコのシュルレアリスムが宣言されていて、もうポエティズムは終焉を迎えていたので、シュヴァンクマイエル自身がポエティズムの中で活動していたというわけではありません。
だったらどの程度の影響があるんでしょう。
このあたりが面白いところで、彼がチェコで生まれたが故にシュルレアリストとして大成した要因であるとも言えるかもしれません。
近いうちに、シュヴァンクマイエルとシュルレアリスムに関する文献をまとめて紹介してみようかなぁ。
とかなんとか言ってますが、まだ『サヴァイヴィングライフ』を観てないんですよね・・・。
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